2013/06/08

チベット人の友人に子供の遊びを教わる。

日本でいうところの「アルプス一万尺」みたいなやつ。
歌に合わせて、2人で手を合わせて、歌はどんどん早くなるというような感じ。
なんだこれなら簡単簡単と始めるが、なんだかうまくできない。
あれ、おれこんなに鈍臭かったか思ったところでふと気づく。
日本なら、「右左」もしくは「右左右左」でワンセットなところが、「右左右」、「左右左」とくるのである。

おおっ、もしやこれは「チベット3の倍数の法則」ではないか。
お寺を回るのも3回1セット。4周めに入ったら正しくは6周回らなければいけないし、何かにつけて3回づつというのがチベット仏教である(だいぶ大雑把すぎる言い方で恥ずかしいけど)。こんなところにもにじみ出てくるのかと、やや興奮する。

そういえば前にみんなでダンスを踊った時も、どうしても足がうまく運べなかったのは、頭の中で「右左、右左」と考えていたからで、あれもそういえば「1、2、3」、「1、2、3」でくるくる回ってれば上手に踊れたのではないか。

日本人がどうしても「七五調」から逃れられないように、チベット人は生まれながらにしてワルツな人だということか。
うーん、またチベット人の真髄に一歩近づいてしまったような気がするが、気のせいだろうか。